
孤独死や事件現場などでは、特殊清掃という特別な作業が必要になるということで、その分通常の遺品整理と比べてかなり費用も高くなると聞きました。 さらに、業者によっては特殊清掃に対応できないケースもあるとのことですが、実際に特殊清掃ではどんなことが行われているのでしょうか? 料金が高くなる理由を知りたいので、どうぞよろしくお願いします。 |
現場によって特殊清掃の内容も異なりますが、一般的な作業を紹介します。 もちろん、特殊清掃でも遺品整理や不用品の処分は行われますが、遺体から流れ出た体液などで汚染された遺品を不用品を丁寧に取り扱いしながら作業を進めていきます。 遺体を発見するまでの期間が長かった場合は、部屋の中に腐敗臭がかなり充満していて、ウイルス感染の可能性もありますので、業務をはじめる前に消毒作業を行います。 害虫が発生している場合は、害虫駆除も行います。 床や壁などの汚染が確認された場合は、特殊な薬剤などを使用して清掃を行い、場合によっては解体工事も行います。 作業がすべて終了した後には、消臭・脱臭を行い、嫌な臭いをすべて取り除きます。 必要に応じてフローリングや壁紙の張替えを行い、現状回復工事が終了すれば特殊清掃作業も完了となります。 作業に慣れていない業者に依頼すると、汚れや臭いが残ってしまうこともあるので、業者選びは慎重に行いましょう。 |